たまには真面目に曲紹介!!

本日は、今月末の演奏会で取り上げる2曲について簡単な曲紹介と見どころ紹介をいたします!!

◆バレエ音楽『エスタンシア』
この曲は、アルゼンチンの作曲家ヒナステラが1941年に作曲したバレエ音楽で、アルゼンチンの田舎に広がる大農園エスタンシアの風景と、そこで働く人々の一日の様子を題材にした民族色豊かな作品です。
最近では、ベネズエラの指揮者グスターボ・ドゥダメルがこの組曲、とくに終幕の踊りを積極的に取り上げており、にわかに人気が高まりつつあります。

ヒナステラは作曲にあたり、自らパンパ(アルゼンチンの田舎の大草原)に行って、そこのガウチョ(牧畜に従事する先住民)の生活を見てこのバレエ曲を書き上げました。
しかし、初演の前にいきなりこのバレエ団が解散してしまい、曲もお蔵入りとなってしまいました。
なので、まずバレエから四曲を取って演奏会用組曲にして、これが先に初演され大きな成功を収めました。
南米の民族的な要素に加えてストラヴィンスキー・バルトークからの原始主義的な影響も受け、変拍子やオスティナート語法を多用しています。

組曲は以下の四曲からなります。
1 農園で働く人々
農園の活気あふれる仕事風景が描かれます。

2 小麦の踊り
エスタンシアのまだ静かな朝の様子を描いています。フルートの音色と共に曲は次第に盛り上がっていき、日が昇り、もうじき農園の朝の仕事が始まることを表します

3 牧童(大牧場の牛追い人)
ガウチョたちの仕事は、馬に乗って牛を追うことです。広大な牧場を馬に乗って駆けながら勇ましく牛を操っていくガウチョたちの働きぶりが、Timpのソロによって表されます。
変拍子が特徴的。

4 終幕の踊り(マランボ)
全曲版のフィナーレにあたり、全員でアルゼンチンの民族音楽である「マランボ」を踊ります。ガウチョたちは太鼓のリズムにあわせて、馬の足の動きをまねた「サパテオ(足さばき)」を競い合います。
この楽章はアンコールピースとして単独でもよく取り上げられています。

「オスティナートを多用」と一言で言ってしまうのは簡単ですが、吹く方はもう大変!!
それゆえMWO、とくに木管低音の方々はこの曲を「ドSタンシア」もしくは「Deathタンシア」と呼んでいます。
そんな精神崩壊と紙一重&体力の限界に挑戦した演奏、どうぞお楽しみください。

※エスタンシアの超マニアの方のHPを発見しました。

◆ドラゴンの年
ウェールズの名門ブラスバンド「コーリー・バンド」の結成100周年を記念して作曲家フィリップ・スパークによって1984年に作曲され、翌年には作曲者本人によって吹奏楽版へ編曲されました。
題名の「ドラゴン」はウェールズ国旗に描かれた赤い竜のことを指し、
「大地ができた頃、地中には地震を起こし災厄を招く黒い竜がおり、それを水の神である赤い竜が倒して、この地に平和をもたらした」
という、建国伝承に由来するものだそうです。

ちなみにウェールズとは、イギリス(=グレートブリテンおよび北アイルランド連合王国)の構成国の一つ。
イギリスはイングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランド、およびマン島・チャネル諸島から成りますが、イギリスの南西部を占め、豊かな自然とケルト文化の伝統を持つこの国は、人々の「ウェールズ」への帰属心が非常に強いお国柄だそうです。

元々は4曲構成で作曲され、最終的に第1曲が割愛され、残る3曲からなる組曲として発表されました。

1 トッカータ(Toccata)
ミュートされた金管とスネアドラムの鋭利なリズムに始まり、重厚な低音と轟くバスドラムがこれを受け止める緊張感の高いオープニング。舞曲風な部分を経て消えるように終わります。
団長の演奏するスネアが間違えずに入れるか見どころ。

2 間奏曲(Interlude)
物憂いトロンボーンの独奏をフィーチャーし、中間部ではテュッティによる美しいコラールが聞かれます。再びトロンボーンの独奏に戻り、静かに終わります。
この中間部のコラールがやりたいために「ドラゴンの年」を選曲した、と言っても過言ではない、超絶美しくも力強い旋律が魅力な音楽です。また、副団長マイケルの長~いマTbソロも見どころ。

3 終曲(Finale)
16分音符による細かいパッセージを伴う衝撃的なテュッティで開始され、圧倒的なフィナーレへと突き進みます。
はっきり言って・・難しい!!でも安全運転な演奏なんてつまらない!! 指揮者のイメージは常にスピードオーバー&赤切符・・!!
横転そして空中分解しないで最後まで行けるのか。はたまたビビって左側車線をゆっくり走るのか。
結果は4/28!!!

ということで、お待ちしております~
演奏会詳細はHP「新着演奏会情報」をご覧ください☆
チケットは前売り料金で取り置き可能ですので、ticket_mwo@yahoo.co.jp までご連絡ください!

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