打楽器・新入団員歓迎会

井の中の蛙、大海を知らず。

この有名な諺を皆さんも当然ご存知だろう。
狭い世界に閉じこもって、広い世界のあることを知らない。
狭い知識にとらわれて大局的な判断のできない例えである。

そう。私は大海を知ったのである。

***

私(通称ダンディ中野)が仕事の都合、桃山ウィンドの練習に行けなくなって久しい。
その間に我が打楽器パートは2人も新入団員が入ってくれたそうだ。

そして、お二人の歓迎会が先週の土曜日、開催された。
私は残念ながら仕事で欠席とあいなった。
むしろ、今はコンクールメンバーですらないので参加しなくても当然かもしれない。
悲しい限りだが、これも時代の流れであろう。
  
さて、歓迎会はとても盛り上がり、終始笑顔で素晴らしいひと時だったそうだ。
    
これは会の終わりに撮った一枚である。
 
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(一部加工しております)
 
この時、これから彼らに降りかかる未曾有の悲劇を一体誰が予想できたであろうか・・
  
***

翌日曜日の練習も皆が参加し、コンクール練習に精を出す。
仲間と共に汗を流し、非常に充実した休日を過ごし、そして各々が新しい週の始まりを迎えた。
    
月曜日。

私にとっては何もない1日であったが、魔の手はすでに彼らを蝕んでいた。
  
火曜日。

この日は打楽器女性メンバーの1人、ワッキーの誕生日である。
お昼頃、葛城団長が誕生日を祝うLINEを投げかけた。
さすが、細やかな所に気がつく団長の鑑のようなお方である。  
しかし、ワッキーはどうやら体調が芳しくなかったようである。
  
以下、原文ママのLINEをご覧いただこう

葛城団長「ワッキーさん、おめでとうございます。」
  
ワッキー「ありがとうございます!!せっかくの誕生日、まさかの急性胃腸炎で寝込んじゃってますが……(笑)」
   
よしくん「おめでとうございます!奇遇ですねー。僕も腸炎で寝込んでます(笑)」 
  
ワッキー「ありがとうございます(^^)!ほんとですか!?実は病院で、症状からみて食中毒の疑いもあるって言われたんですが、まさか土曜の飲み会、関係ないですよね……?笑」
  
中田師匠「え?まじ?俺、昨日お腹壊したのと吐き気と頭痛で寝込んでたんやけど。」
  
葛城団長 「わたし元気です。」
  
新入団員Mっちゃ君 「え、僕も昨日吐きました」
   
新入団員Eちゃん 「私も日曜の夜吐いて、昨日胃もたれしてました」 
  
よしくん 「これはまさかの…(笑)」
  
中田師匠 「決定やな」
  

なんたることか。
  
平日の昼間なのにこんなに早く返信が集まってくるとは!!!!
  
失敬。
 
あってはならないことがどうやら私の身の回りに起こっていたようである。
  
そしてさらに続く報告。
  
いず兄 「僕も吐きました。今日も調子悪くて太田胃散飲んでます。」
  
そして写真係(匿名)「昨日晩から激しく胃痛でした。吐いてもおかしくなかったですね。寒気もありましたし。えらいこっちゃ。」
   
すずねーは会を大幅に遅れて来た故、殆ど食べものに手を付けていないので、その場にいてまともに食事をした8人中7人が嘔吐や胃痛を訴えていたのである。

  
敢えて言わせてもらおう。
これはもう紛れもない、「食中毒」であろう。
  
 
そしてやはりこの人中田師匠が即座にクレーム。
現在は保健所からの調査の真っ最中らしい。
ちなみに中田師匠がクレームを入れる旨を伝えた所、葛城団長が「え、まじで?」とここにきて弱気になっておられたが「当然」と師匠は1ミリの迷いなく電話されたそうである。
さすが師匠、胃腸は弱っていても非常にカッコいい男である。

  
さて、現在は水曜日。
各々が嘔吐や発熱、頭痛という体調不良のオンパレードの2日を過ごし、なんとか社会復帰をしているようである。
師匠は本日も胃腸科に行ったらしいが。
  
本当に気の毒ではであるが、重篤な症状には至らなかったのが不幸中の幸いだと思う。
  
  
ところで一つ気になることがないだろうか?
  
  
8人中7人が発症の中、ただ1人
「わたし元気です。」
と空気を読まない発言をしている葛城団長!!!
  
どうやら私は彼を見誤っていたようだ。
   
自分の胃袋こそが強靭、どんなものでも食べられる、カレーは飲み物、唐揚げはデザート、などと豪語する私も、流石にこのロシアンルーレットよりも確率が高い、魔の飲み会に参加していたら、元気でいた自信がない。
   
彼は自分の名前が源喜(げんき)だから、
「わたし元気(げんき)です。」
と言ったのか?
 
否っ!
  
彼の胃袋は強靭だったのである。
   
井の中の蛙、大海を知らず。
私の「胃」の中の蛙も大海を知らずに今、うちひしがれているのである。
   
***

ここで話を締めるつもりであったが、さらにショッキングなLINEが来た。
  
Eちゃん 「私二日酔いが酷いのかと思って、お酒弱くなったなぁとちょっと落ち込んでいたのでお店が原因かもしれないという事でほっとしました」
  
いず兄 「(お店に原因があると特定されて)もし飲み代が返ってきたとしたら、また飲みにいける」
  
この2人の発言に、私はさらにうちひしがれたのである。
  
私の胃の中の蛙なぞ、存在すらしていない。
まだオタマジャクシだったのである。
  
そうであった。
ここは酒のバケモノの巣食う桃山ウィンド打楽器パートであった。

これからも彼らは大いに活躍することであろう。
  
桃山ウィンドに幸あれ!
  
完。
  
(本日の話は多少のジョークを織り交ぜて書いていますが、ノンフィクションの非常に深刻でミステリアスな社会問題です。)

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